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紫明通りに政風の吹いた日
2008/10/13(Mon)
京都といえば日本の善き食文化を支える京野菜が有名である。

市場にまで行かなくとも、市街地にはそれなりにスーパーマーケットがあり、
私の住む北区・紫明界隈でも、買い物にはさほど困る事もない。
昼も3時を回り、妻がスーパーの買い物から帰ってきた。
妻は、自ら料理嫌いを公言しているが、「くいしんぼう」が好転してか、

「どうせ食べるなら、自分の口に合った美味しいものがいいでしょ」ってぇことで、
料理本を見ながらではあるが、彼女の永年の味へのこだわりは、うれしい味となって
おのずと私のお腹を満たしてくれるのである。


買い物袋の食材の中に、秋の果物・梨とみかんが見えた。
ビニール袋入りのみかんは、皮がまだ青いものだが、早速頂いてみると、
実の方は、じゅうぶんな甘みであった。
私は、パソコンでニュース記事を見ながら、すでに2つ目のみかんを頬張り、
なつかしい味と青い皮の独特の匂いを楽しんでいた。

     「むかしね、オレがまだ小学校の低学年の頃、鹿児島産のみかんで”さつまアーリー”って
      いうのが有ったんだけど、似た感じだね」

「あっそう。わたしは覚えてないな。でもそれって、たぶん早生みかんね」

テーブル越しに目をやると、妻も青いみかんをモグモグしているのだった。


「みかん」は私と関わりの深いものである。
私の生まれ育った鹿児島県出水市は鎌倉時代より島津家発祥の地であり、
NHK大河ドラマ「篤姫」ゆかりの地でもある。
出水地方は昭和30年代から、温州みかんの栽培が盛んになった「みかん処」である。


昭和36年の4月3日、私は農家の長男として生まれたのだが、
幼い頃より両親から聞いた話によると、当時の我が家は、みかん園をつくるため、父方の祖父母と
両親らの手で野田町の西に広がる「お伊勢山」と呼ばれる丘陵地を切り開いていたとの事である。
一家総出で竹薮だらけの地を「開拓」し、みかんの苗木を植える頃、私は生まれたらしい。
母は、出産前日まで働いていたとのことだった。


私の名前「拓美・たくみ」の由来は、開拓の拓の字とみかんのみを美に表したのである。
まあ、そんな事で私といえば高校卒業後、上京するまで当たり前のごとく家業を手伝いながら、
私は同い年の「みかんの木」と共に育てられたのである。

のちに、両親は家業を継がない私の生き方に、辛い思いをしたと思われる。



パソコンのニュース記事に目を通していると、なんとも「馬鹿げた」記事を目にした。

     下記の記事は、毎日新聞社の毎日JPから、転載したものである。

◇蒟蒻畑、製造中止に
こんにゃく加工品メーカー「マンナンライフ」(本社・群馬県)は7日、兵庫県の1歳男児が
今年7月に食べ窒息死したミニカップ入りこんにゃくゼリー「蒟蒻(こんにゃく)畑」の
製造中止を決め、卸売会社に通知した。マ社品質保証室は「警告マークを大きくするなど
行政に要請された改善策に応じられないため」と説明している。製造再開のめどは未定。
全日本菓子協会によると、こんにゃくゼリーの売り上げは07年度約100億円で、
うち約3分の2がマ社。マ社の売り上げの約9割は「蒟蒻畑」が占める。

          まあ、なんともこの事故後の行政の対応には、呆れる。

関連記事を検索して見ると、野田聖子消費者行政担当相は30日午前の記者会見で、
新たに兵庫県の男児が こんにゃくゼリーをのどに詰まらせて死亡したことを受け、
販売禁止措置を農林水産省に 働き掛けるかどうか検討する考えを明らかにしたとあった。
また、野田氏は「痛ましい事故だ。諸外国がどのような措置を取っているか
調べているところだ」と 述べた。再発防止も重ねて要請していく意向も示したとあった。
   

この対応からすると、早い話が「マンナンライフ社」を潰してしまえという扱いである。
毒入り食品とは訳が違う。こんな対応しか出来ないのでは、餅やキャンディに限らず、
人が食べている様々なもので、これからも起こりそうである。


単純に考えて、食べ物を口にして喉に詰まらせて死んだ場合、
「生産者」に同じ対応をするようであれば、多くの食品会社にこの事があてはまり、
おのずと会社倒産や売り上げ激減により人員削減などから、失業者が増える。
また、飲食店でも同じ事になるのか。その場合、料理人も失業なのか?となる。
要は、商品だけが「悪者扱い」ってこと?


私は、酒好きなのだが、若い頃会社の飲み会で酔った先輩に”しこたま”飲まされて、
恥ずかしながら急性アルコール中毒になり、病院送りとなった体験がある。
その時の医者の話では、運が悪ければ「あの世行き」との事だった。

毎年どれだけの人が、飲酒によって命を失っているかは調べもしないが、
大学生のコンパでの「イッキ飲み」による急性アルコール中毒死は、
平成になってからでも、56人のデータがある。

今回の対応が正しいのなら、この世から「酒」が消える「馬鹿げた対応」を、
すでに行政は執っているはずである。


もっと云えば、「商品」によって死亡事故になった場合、たとえばクルマだとトヨタ・日産・ホンダなど
メーカーは、ドライバーの過失だろうが、「生産中止」にするってことなる。
今回の行政の対応がまかり通るのであれば、これまでに起きた死亡事故のため
「世界のトヨタ」に対して、「クルマの生産中止」を、とっとと言うべきである。


「こんにゃくゼリー」を、永年食べ続けて体調良好の人たちがいても、
死亡事故が時々起きたら、「悪者扱い」の商品ために、企業は「製造中止」の扱いをうける。
だとすると、
「クルマ」を、永年事故も起こさず快適な生活の人たちがいても、
自動車事故が起こした多くの死亡事故だから、これを単純に当てはめると、
「悪者扱い」の商品のために企業はすでにクルマの「生産中止」になっていたはずである。

     「こんな話、子供でもわかることではないか。」である。



私にも喉に食べ物を詰まらせた話がある。
私が母から聞いた、私の幼少時代の出来事なのだが、夏になると父は畑でスイカを
手広くつくっていた。
ある夏の日、私は父の作ったスイカを食べて、「スイカの種」を喉の気管に詰まらせ、
大急ぎで最寄の開業医の所へ行き、なんとか助かったことがあった。

     当の私は、その記憶はまったくないのである。


もし、スイカを食べて死亡事故になったら、いいところ「警告シール」の貼り付けが義務付けになり、
それでもダメならやはり「生産中止」になり、日本の夏から「スイカ」は姿を消すのであろう。


この問題解決について大臣は、「子供たちにあたまを下げて」教えてもらえばよいのである。

ただし、大臣はクビである。後任は、とりあえず児童会長を私は推薦する。



これ以上、わざわざ「馬鹿げた」問題を作らなくても、・・・・・。である。


     「問題解決」とためと言いながら、こんな政治をやり続けた先を、想像すると
     こんな母と子の会話が聞こえてくる。

「おかあさん、おなかすいた。なにか食べる物なぁい?」

「無いのよ、今は。」

「おかあさん、おかあさん、ねぇおかあさんってば」

「うるさいと、おまえを食べるよ。ったく。」

    なんでもかんでもルールづくりばかりするから、問題が増えているのだ。
    「問題だ、問題だ。」と、いってたらそのうち食べる物も無くなるのである。




すでに妻は、キッチンで夕飯の支度を「せっせせっせ」と始めていた。

カウンターの食材と、リクルーゼの赤いお鍋ってことは、・・・・・・

どうやら今夜は、私の大好きなクリームシチューのようである。

         「うほほい」である。


窓から、ヒンヤリとした風が吹きこんできた。

仕事部屋の窓に立つと、紫明通りの銀杏並木が夕陽をあびて秋風に大きく揺れていた。


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コメント
- こんばんは。 -
ご訪問ありがとうございます。

そうですね‥入り組んで、先が見えない道を歩いても、自分の後ろに真っ直ぐな道が光っている‥そんな歩き方をしてみたいです。
今のところ‥せいぜい、足跡でも光ってくれるといいな~

蒟蒻ゼリー‥確かに政府の対応がちょっと変だったですね~
今までも、容器に工夫とかしているみたいですが‥
後は、食べる側の注意(スプーンで食べるとか)を促す形ではダメなんでしょうかね?
美味しいのに‥
そういえば、シチューも美味しかったですか?(笑)
ル・クルーゼの赤いお鍋に入ったシチュー。
想像だけでも‥美味しそ~♪

これからも、よろしくお願いします。

2008/10/15 23:24  | URL | マダム半世紀 #-[ 編集] ▲ top
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